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サブスクの日本酒って美味しいの?話題の【SAKEPOST(酒ポスト)】に登録してわかったこと

日本酒

味わいもその製法も複雑で奥深く、それが魅力となっている日本酒。
ユネスコの無形文化遺産にも登録され、世界的な日本酒ブームは当面続くと思われる。国内では、最近流行りの『サブスク』を運営する会社も続々と登場し、これから、もっと多くの人たちに日本酒は愛されるのだろうと感じずにはいられない。何とも嬉しい限りだ。

そこで今回、酒向は日本酒サブスクをユニークな手法で運営している“SAKEPOST(酒ポスト)”に登録し、いつものごとく実飲をしてみることにした。そこでわかった意外な事実とは?

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今夜の前振り

今夜のポイント

・日本酒サブスクの“SAKEPOST(酒ポスト)”から送られてくる酒の味は?
・SAKEPOSTはどのようなサービスなのか?
・SAKEPOSTを利用するとどのような楽しみがあるのか?
実際に酒向がSAKEPOSTに登録して、これらをレポートします。

日本酒のサブスクについて

SAKEPOSTのサービスを知る前に、日本酒サブスクについて簡単なおさらいをしておきたいと思う。

サブスクとは何か?

サブスク(サブスクリプション)は、一定の料金を定期的に支払うことで、商品やサービスを利用できる仕組み。近年、映画配信や音楽ストリーミングから、食品やお酒といった物品の配送サービスまで、さまざまな分野で普及している。

日本酒サブスクの概要

日本酒サブスクとは、毎月定額で日本酒を届けてもらえるサービスだ。選び抜かれた地酒や限定品、普段は手に入りにくい銘柄など、専門家が選定した日本酒を自宅で楽しむことができる。

多くの場合、以下の特徴がある。

  • プランの選択:量や種類、価格帯で選べるプランがある。
  • カスタマイズ:自分の好みに合った味や特定の地域のお酒を選べる場合もある。
  • 付加価値:日本酒に関する説明書や食べ合わせの提案が添えられる。

日本酒サブスクをお勧めしたい人

  1. 日本酒をもっと知りたい初心者:いろいろな銘柄を試してみたい人。
  2. 手軽に楽しみたい人:店頭での購入や選定の手間を省きたい人。
  3. ギフトやプレゼントを探している人:特別感のあるサービスなので、風変わりな贈り物をしたいと考える人。
  4. 日本酒好きの探求者:珍しい銘柄や限定品を求めるコアな日本酒ファン。

日本酒サブスクのメリットとデメリット

メリット

  1. 新しい発見:普段の自分では選ばないような日本酒に出会える。
  2. 便利さ:自宅に直接届けられるため、買い物の手間が省ける。
  3. 学びの機会:テイスティングノートや解説付きで日本酒の知識が深まる。
  4. 希少性:限定品や地域の特産品など、一般には流通しない日本酒を楽しめる。

デメリット

  1. コスト:毎月の費用が発生するため、コスト意識が必要。
  2. 好みに合わない可能性:提供される銘柄が自分の好みと一致しない場合もある。
  3. 量の調整が難しい:消費量に応じてプランが合わない場合がある。

日本酒サブスクの選び方・ポイント

  1. 自分の目的を明確にする:日本酒の知識を深めたいのか、気軽に楽しみたいのかを考える。
  2. 提供される日本酒の内容:地域や種類、限定品の有無など、自分の好みに合うか確認する。
  3. コストパフォーマンス:予算に合ったプランを選ぶ。
  4. 口コミや評判をチェック:利用者のレビューを参考に信頼性を確認する。
  5. サービスの柔軟性:解約や変更が簡単かどうかも重要。

SAKEPOSTから届く日本酒、その飲み口は?

日本酒ファンには是非とも飲んでほしい日本酒が毎月届く

SAKEPOSTを運営している株式会社FERMENT8は新潟県長岡市に本社を構えており、地元新潟を中心に、100を超える蔵元と契約している(2025年4月現在)。
長岡市は、まさに日本のコメどころであり、日本酒どころだ。旨くない酒を取り扱うはずもあるまい。実際に届いた日本酒はどれも美味く、多くの日本酒ファンに味わってもらいたいと感じる。

ネタバレになるかもしれないが、酒向が登録して最初に送られてきたうちの3銘柄について、以下にレポートをしてみる。

月不見の池 清酒(つきみずのいけ せいしゅ)

月不見の池(清酒)は、いわゆる“普通酒”であるが、米と米こうじのみを原料としている純米酒だ。
スッキリとした清涼感のある飲み口で、軽やかな甘みとともに、程よい酸味が味わいを引き締め、米のコクと旨みを感じさせる。脂の乗ったブリの照り焼きなどとは、抜群に相性が良さそう。「普通酒こそ 美味しく 麗しく。」という蔵元の思いを体現した、定番にしたい良質な日本酒。

猪又酒造(新潟県糸魚川市)
・原材料名 米、米こうじ
・精米歩合 65%
・日本酒度 +4
・アルコール度数 15度

福無量 辛口(ふくむりょう からくち)

その名の通り、かなりの辛口。器に顔を近づけると「いかにも日本酒」と口に出してしまいそうなくらいの、強めの香りが漂う。日頃、吟醸系の日本酒を選びがちな酒向であるが、こういった普段と違う日本酒を味わえるところがサブスクの良いところ。
口に含むと、シャープでキリッとした飲み口が印象的で、すっきりとした喉越しが楽しめる。心地よい余韻があり、飲み進めるほどに米の甘みが感じられるバランスの良さを感じる。刺身や焼き魚、揚げ物などの料理と相性が良く、食事を引き立ててくれる。杜氏おススメの飲み方は「燗」とのこと。

沓掛酒造(長野県上田市)
・原材料名 米、米こうじ、醸造アルコール
・精米歩合 70%
・日本酒度 +16
・アルコール度数 15度

加賀鳶 純米吟醸(かがとび じゅんまいぎんじょう)

酒向が初めてこの加賀鳶を口にしたのは、今では20年以上通う札幌の鮨店だった。この店は常時20種類ほどの日本酒を冷蔵庫で保存・提供しており、店主が日本中を飲み歩いて自店で提供する料理に合った酒を選んでいる。つまり、この加賀鳶は「すすきののど真ん中で営業する鮨店に選ばれた酒」と言える。
フルーティな吟醸香が心地よく、口に含むと滑らかな舌触りが広がり、豊かな旨味とともに、ほのかな酸味が絶妙なバランスだ。刺身や白身魚との相性が良い、料理を引き立てる最高の食中酒のひとつである。

福光屋(石川県金沢市)
・原材料名 米、米こうじ
・精米歩合 60%
・日本酒度 +4
・アルコール度数 15度

SAKEPOSTとは、どのようなサービスなのか?

毎月自宅のポストに届く“お楽しみ”定期便

SAKEPOSTは、毎月自宅ポストに届く“お楽しみ”定期便だ。何が“お楽しみ”なのかというと、事前にどのような銘柄の酒が送られてくるかわからないため、開けて飲むまでその味がわからないドキドキ感と、未知の酒と出会えるかもしれないワクワク感を味わえることである。月に一度、大人の遊び心を刺激してくれる、粋な仕組みでもある。

1つのパックが100mlで、その都度飲み切れるところが手軽に試すのにちょうどいい。

写真はダブルプラン

プランはお手ごろ3種類

SAKEPOSTに登録すると、毎月初めに、自身が選んだプランに沿ったシークレット銘柄がポストに届く。配送はヤマト運輸の“ネコポス”で、プランは次の通り。

  1. 日常酒プラン(1,210円+送料330円=1,540円/月)
    本醸造酒、純米酒、普通酒の中から3銘柄が送られてくるプラン。必ずしも一度にこれらの3種類が送られてくるわけではなく、組み合わせはランダムだ。普通酒だからと言ってバカにはできない。世には我々が知らない美味しい普通酒がたくさんあることを教えてくれるのも、このサブスクの良さである。
  2. 吟醸酒プラン(1,980円+送料330円=2,310円/月)
    純米吟醸酒、純米大吟醸酒、吟醸酒、大吟醸酒の中から3銘柄が届くプラン。日常酒プランと同様に、どの組み合わせになるかは届くまでわからない。
  3. ダブルプラン(3,190円+送料0円=3,190円/月)
    これは、日常酒プランの3銘柄と吟醸酒プランの3銘柄を同時に楽しめ、なおかつ送料は運営会社が負担してくれるお得なプランだ。
    さらに、このダブルプランについては、現在、初回のみ「半額(1,595円)」でスタートすることができる。お得に始めたい方は、今がチャンスだ。

ちなみに、欲張りな酒向が登録したのはダブルプラン。登録した後の初回に届いた組み合わせは、純米酒1銘柄・普通酒2銘柄・純米吟醸酒3銘柄だった。そのうち、初めて口にする銘柄が5つで、いずれも今までその名前も知らなかった銘柄で、新しい出会いを十分に満喫することができた。(現在も継続中)

最低継続回数は3回

SAKEPOSTは、1度申し込みをしたら3カ月の継続が必要となる。1回当たりの料金が安価なので、3回継続は妥当なところだと思う。

3カ月経過後は、マイページから解約が可能となる。また、何らかの事情で酒が溜まってしまったら、一定期間スキップすることも可能で、この辺りの柔軟性はありがたいと感じる。

先述の3つのプラン以外に【贈り物プラン】というプレゼント用のプランもある。お世話になった方や親・兄弟、親しい友人などへサプライズで贈るのもありだと思う。

ベースは吟醸酒プランとなっていて、1回につき厳選された吟醸酒パックが3銘柄送られる。
料金の支払いはいずれも一括払いであるが、12回継続を選ぶと1回当たりの単価がお得になっている。

継続回数金額1回当たり単価
1回2,530円2,200円+(送料)330円
3回6,930円1,980円+(送料)330円
12回23,760円1,650円+(送料)330円
価格はすべて税込

SAKEPOSTの楽しみ方

届いたお酒の知りたい情報がすぐに調べられる

各パックの裏面を見ると、二次元コードが表示されている。これをスマートフォンで読み取ると、該当する銘柄の紹介ページが開くようになっている。蔵元の名称や原材料名・精米歩合やその銘柄の特徴などが記されており、それらを確認しながらグラスを傾ける時間は、ある意味贅沢と言えるかもしれない。

また、この情報は、登録したIDに紐づいたマイページにもアップされており、WEBから確認することも可能だ。

裏面の二次元コードを読み取ると届いた酒の内容がわかる
画像はWEB版の銘柄紹介ページ

飲んだ感想をシェアしたり、みんながどう感じたのかを確認できる

マイページには届いたお酒の情報以外に、自分がその銘柄を飲んでみてどのように感じたのかをSNSでシェアしたり、質問への回答を通じてみんながどのように感じたのかを確認したりすることができるコーナーがある。自分の感じた味わいと、みんなは同じ感想を持ったのか、遊び感覚で楽しむことができる。

飲んだお酒と似たような香りや味わいの酒を検索できる

飲んで気になったお酒と似たような日本酒を検索する機能があり、ワンクリックでその一覧が表示される。日本酒にハマり始めると自分の好みの味わいや飲み方がわかってくるもので、好みの酒をあれこれと飲んでみたくなるのは万人共通。検索ワードを入れることなく『このお酒に似た銘柄を探す』ボタンをクリックするだけなので、この機能はとても便利だ。

気に入ったお酒はネット注文できる

マイページにある届いた各銘柄ページの下方には酒蔵公式サイトへの入口があるので、自分が飲んだお酒についてさらに学ぶことができる。また、気に入った銘柄は公式サイトのオンラインストア(※)などで注文することも可能だ。正直言って、この機能は便利過ぎて、飲み過ぎてしまう危険を感じる(笑)。
※公式オンラインストアのない酒蔵もあります

酒蔵にメッセージを送ることができる

同様に、各銘柄ページには酒蔵に向けて意見や感想を送る機能が付いている。店頭で買った日本酒の場合、飲んだ感想や意見を蔵元に伝える手段はなかなかなく、SAKEPOSTのこの試みは新鮮でユニークだと思う。酒向もとある蔵元へメッセージを送ったが、残念ながら今のところ返事はない。これが双方向のコミュニケーションに発展すると、熱心なファンづくりに役立つのではないだろうか。

日本酒の知識を深めることができる

毎月届く定期便には、『SAKEPOST MAGAZINE』という日本酒情報誌(8ページ)が同梱されている。知っていそうで実は深く知らない日本酒にまつわる話や知識が記されており、これを肴にして届いた酒を味わうのも晩酌タイムを豊かに彩ってくれるのではないだろうか。

また、登録したメールアドレス宛に『日本酒ライフハック(全10回)』というメールマガジンが届く。こちらも日本酒に関する基礎知識や、より美味しく飲むためのちょっとした工夫など実用的な情報を届けてくれる。日本酒を飲み始めたばかりの方や、もっと日本酒を楽しみたいと考えている方にはとても役立つ情報が満載だ。このメルマガだけでも、SAKEPOSTを始める価値があると思う。是非とも楽しんでいただきたい。

まとめ

日本酒サブスクのSAKEPOST(酒ポスト)は、日本酒に興味を持ち始めた初心者の方から、すっかり日本酒の“沼”にハマってしまっている方まで多くの日本酒ファンが楽しめるサブスクだ。
月々の料金も手ごろであり、3カ月経過したのちは退会も一時停止もWEB上で簡単にできるため、少しでも興味のある方には是非とも試していただきたいと思う。

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